【夫婦関係の今後について】
先日の記事にて、
Destiny – シークレットジャパンCiel~シエル~ (tantei-ciel.com)
「悲しいことですが、もう元の関係に戻ったり、再度婚約することは難しいと思います。」
と書きましたが、
たまたま記事をご覧になった、Sさん(本人記載了承済)から電話でお問い合わせを頂きました。
石原さん(ドラマ内)には、子供もいなければ共有財産もほぼ有りません。
この場合、別れてやり直すことがそれほど難しくないという理由が大前提です。
ただ、
婚姻期間が長くなるほど、子供がいたり、マイホームを購入していたりと
直ぐにどうこう出来ないのは当然です。
Sさんは、結婚10年で子供2人、マイホーム購入後で夫婦間の問題に直面しました。
夫婦間で問題(浮気、不倫、家庭問題等)が発覚した後、関係の修復または終了をどのように扱うかは重要な決断ですので、慎重で冷静な判断もしなければいけません。
以下では、離婚を検討する際の重要な点、離婚後の生活の変化についてまとめていきます。
①離婚を検討する
具体的には、慰謝料、財産分与、子供の親権が主な争点となります。
A:慰謝料
慰謝料には2種類あり、離婚そのものから生じる苦痛に対する離婚自体慰謝料と離婚原因慰謝料があります。
性格の不一致やお互いに話し合いをして円満離婚した際は、慰謝料がほとんどない場合もあり、前者に含まれます。
後者は、夫婦間に不貞行為(浮気や不倫)があった場合、相手と不倫相手の両名に対して多額の請求ができます。(DVやハラスメント等も含む)
ここで私たち探偵が活躍します!
B:財産分与
夫婦が、婚姻期間中に一緒に築いた財産が対象となります。
基本的には、専業主婦であったとしても平等に分けることが多いです。
持ち家や土地がある場合は、評価基準に基づいて算出されます。
C:子供の親権
未成年の子供に対して、子供の利益になるように子供を監護、教育する権利、義務が生じるのが親権です。
婚姻期間中は、夫婦どちらにも親権があります。
が、離婚する場合、夫婦どちらに親権を移すか決めなければ離婚届が受理されません。
まず基本的には話し合いによって決めます。
というのも、親権者を決めるための基準や条件は法律上定められていないので、
夫婦の間で折り合いをつける必要があります。
仮に相手の借金や不倫がきっかけで離婚に発展したとしても、
それが原因で親権が持てなくなることはありません。
そのため、当人同士でどちらが親権を持つかを決定しないといけないのです。
最終的に両者が親権を主張して折り合いがつかない場合、
Ⅰ:話し合い
Ⅱ:家庭裁判所に調停の申し立て
Ⅲ:裁判
となり、最終的には裁判によって決定されます。
②離婚を検討しない場合
最近多くなった熟年離婚がありますが、まさに離婚を検討しない場合の1つの理由です。
離婚をしたいが今じゃない!という方々が育児や金銭面から選ぶケースが多いようです。
また、浮気が発覚して慰謝料を支払った場合でも離婚しない場合もあります。
元々同居しているだけの関係や家庭内別居状態の方は、
引っ越しの手間や狭小住宅に住むくらいならと同居を選択する場合も珍しくありません。
中には、夫婦関係を修復しようと努力されて改善されたとても器の大きい方もお見えですが、
一度裏切られたことをなかったことに出来る人はそう多くないのが現実です。
浮気発覚後、男性は離婚、女性はいずれ離婚だが今じゃないと考える方が多いと感じます。
※個人の体感によるものです。
③離婚後の生活
離婚はこれまでの生活とは一変した大きな変化をもたらします。
経済的自立、新住居の確保、子供の生活調整等手続きやお金の準備に忙しく、
単身の学生や新卒の引っ越し程度とは訳が違います。
中には実家に戻る方も少なくありませんが、
今まで過ごした場所や道が変わるだけでも疲労や心労の原因になり、
特に親権を持った方は、自分がしっかりしなければ!と多くの方が思うのではないでしょうか。
④まとめ
私たち探偵や弁護士さんへ相談する方で、今すぐ離婚したいという気持ちがだけが先行してしまって、
感情のままに行動してしまう依頼者様も少なくはありません。
先日相談頂いたSさんもその1人でした。
※どうやら旦那様が不倫しているようですので、調査の日程調整中です。
だからこそ、いったん冷静になって粛々と進めなければいけないことなのです。
特に男性は黙っていることと感情的にならないとこが苦手な様ですのでご注意ください!